光が丘美術館の敷地内にある古民家風のそば処桔梗家は、お手軽な値段の食事が楽しめるとともに、しだれ桜を中心とした緑豊かな美しい庭園があり、今では珍しい土間やいろりのある風情豊かなそば店でした。
古民家風そば屋『桔梗家』の場所はどこ?
都営大江戸線の光が丘駅から歩いて7~8分のところに光が丘美術館があります。その光が丘美術館の奥に沿って石畳のこみちを進むと木造の建物が見えてきます。ここが『桔梗家そば店』です。
埼玉県小川町の養蚕農家を移築した建物で、屋根の天井が高い古風な平屋建てです。
目の前には、しだれ桜を中心として、木々が植えられた日本庭園風の庭があります。松や紅葉の木々もあり、ちょっとした庭園ですね。
古民家のお店の中はどんな感じ?
古民家風のお店はまさに時代を感じるものがありました。入口脇には大きなかめ、また珍しい蓑がかけてあってビックリです!
引き戸を開けると広々とした土間があり、こちらが待合となります。土間なんて久しぶりに見かけました!生けた花が飾られ、一角の床の間には掛け軸や置物。切り株椅子。
みぎてには、製麺所。ここで手作りのおそばを作っています。新鮮なおそばが食べられるんだ!聞いたところ、九割そばとのこと。
桔梗家さんのホームページでは実際におそばを作っている工程の動画を見る事ができます。そば切りの工程では、大きな麺切り包丁でテンポよく切っていく音や丁寧な扱い方が見ていてとても気持ちいいです。
もうひとつ引き戸をあけると手前にはテーブル席がいくつかありますが、奥にはくつを脱いでの広い座敷です。
正面にはいろり、天井も高く、ひと昔前の田舎のおうちのようです。お昼を過ぎた平日だからでしょうか、そんなに混んでいません。
座敷に上がって縁側に面した席に案内されました。広いガラス戸の窓から先ほど目にした落ち着いた庭が見渡せました。なんだかホッとする空間です。
春には素晴らしい桜を、秋には紅葉の楽しめる庭なのではないでしょうか。雪化粧の風景は映画の世界を想像してしまいました。四季折々の風景がひっそりと眺めることができます。
おそばの味と値段は?そのほかのメニューは?
そばの原料は会津産の九割そばで、ほかの食材はすべて国内産を使用しています。今では珍しい石臼でおそばを挽いています。
お店で使っている陶器類は、同じ敷地内の陶芸工房で造られたものを使っているので、なかなか趣がありますよ!
私はそばは冷たいものを食べることにしています。天ざるそばをいただきました。
お値段はシンプルなざるそばなら千円未満。二千円するメニューはありませんので、結構リーズナブルだと思いますよ♪
メニューはそばが4~5種類ぐらいであまり多く無いのですが、おつまみ程度の総菜があり、甘味もあって、夏はぜんざい、冬はお汁粉。
このお庭と風情ある古民家にピッタリの甘味!飲み物はビールと日本酒とジュース類。日本酒の種類は結構あります。私は日本酒について詳しくないのですが、お蕎麦と日本酒はあいそうですね。
毎日挽きたての細打ちのそばで、そば本来の味とのどごしが絶妙なざるそばは素朴な味がしました。生わさびなどの薬味もおそばを引き立ててくれました。
香り豊かな細打ち麺は、のどごしが良く本当においしかったです!てんぷらはカラッと揚がっていてサクサクと美味しかったです。
眺めの良い庭を眺めながら挽きたてのそばを堪能できて満足です。
家族連れで行くことができる場所?それとも友達とランチ向き?
桔梗家そば店は落ち着いた雰囲気と店内の様子から、小さなお子さん連れだと気を遣うことになりそうです。
広い座敷で走りまわることは他のお客さんに迷惑がられるでしょう。
友人とのランチやご夫婦でゆっくりとした時間を過ごされるのが一番だと思われます。
庭園とお酒、または甘味を味わえるゆっくりとくつろげるそば処です。
今日は光が丘美術館での鑑賞後、桔梗家さんのおそばを堪能しました。ゆっくりと楽しみたいのであれば平日に来るのが一番だと思います。
光が丘のそば処『桔梗家』の営業時間、定休日、問い合わせ先は?
そば処『桔梗家』のお問い合わせ先はこちらになります。
- 所 在 地 :東京都練馬区田柄5-27-25 光が丘美術館敷地内
- 電 話:03-5241-9582
- 営業時間:11:00〜15:00 / 16:00~18:00
- 定 休 日 :月曜日、第1・3火曜日
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