練馬大根ってどこで売っているのでしょうか?
練馬区に住み始めて30年ほどの私でもまだ実際に見たことがありません。
練馬大根どこに売っているのでしょう?通販だったら見つけられるのか?
いろいろ探した結果JA東京あおばに問い合わせて練馬大根買えました♪
この記事では、私が練馬大根を実際に購入できた体験談をお話しするので、練馬大根を探している方はぜひ参考にしてくださいね。
練馬大根を買いたいけど、どうして出回っていないの?
練馬大根を買いたくて、スーパーマーケットや八百屋さんに買いに出かけました。でもないんです。聞いてみたけど市場に出ていないらしいです。
作ってないのかな??いろいろ検索して調べました。
現在作られている練馬大根の約半数は、その特性を生かし『練馬たくあん』となって販売されています。
その他は練馬区の給食に使われ、ある程度の量は区内のJA東京あおば農産物販売所で販売されますが、区外に流通することはほとんどありません。
練馬大根は収穫量の半分ほどが『練馬たくあん』に!他は給食用として使われ、残りが販売されるとのことですね。販売される量が少ないことで練馬区以外にはほとんど流通しないことが分かりました。
練馬大根は実店舗で買うならどこ?通販でも買えるのか?
さてさて収穫する量は限られているとはいえ、販売されていることが分かりました。いったいどこでなら手に入るのでしょうか?ネット検索しました。
分かったことは、毎年11月の指定された日にちに、区内のJA東京あおばにて販売されます。
そのほかイベント会場にて限定販売されたりもしますが、いずれも11月でした。
なんと販売する時期が限られている上、市場には出回る本数も少なく購入できる場所も限られているので、スーパーマーケットや八百屋では販売されていないことがはっきり分かりました。
だから30年ほど練馬区に住んでいる私が、いままで見たとこもなく購入するのに苦労したんですね!
私が手に入れたいと思ったのが1月です。もう終わり??あきらめかけましたが、思い切って練馬区都市農業課とJA東京あおば農産物販売所に直接確認しました。
どちらの回答も、練馬大根の収穫はほとんどが11月で、売っているのは11月~12月まで。時期をずらして収穫している農家があるのですが、1月までで終了です。とのことでした!
今すぐ手に入れなければ、1年近く待たなければなりません。すぐに買いに行かなければ!!
練馬大根を買うには
- 毎年11月ごろに練馬区報、またはJA東京あおば農産物販売所に掲載される情報を検索し
- 指定された日時にJA東京あおば農産物販売所へ買いに出かける(事前申込不要)
- そのほか、各JA東京あおば農産物販売所へ直接電話して販売されているか確認し買いに出かける。(販売の時期が限られているので注意が必要!)
- 価格は1本230円~250円です。
- 通販では売っていません。(検索するとアニメや種の販売しか出てきませんでした)
練馬大根購入できました!初めてみるその姿にビックリ!
先ほども言いましたが、私が手に入れたいと思ったのが1月です。
11月のJA東京あおばでの販売を逃してしまったので、翌年の11月まで手に入らないと思いましたが、区役所の都市農業課農業課に問い合わせました。
そうしたら1月ごろまでは少ない数ですが、JA東京あおばにて販売している日もあるとのことでした。さっそく電話してみることにしました。
まずJA東京あおばの『練馬地区アグリセンター』に問い合わせたところ「もう入ってこないと思います」とのことでした。ショック!
次にJA東京あおば『とれたて村石神井』に電話し「今日は練馬大根売っていますか?」と聞いてみました。
電話に出てくださった方は「今確認してきますね」。え?もしかして、あるの?
しばらくして「現在4本ありますよ!」と伝えてくれました。
やった~!すぐさま自転車に乗って買いに出かけました。
やはりなかなか出荷されないんですね。もう時期が終わりかけていたし。
とれたて村石神井では、『練馬大根』の他に『三浦大根』『大蔵大根』『おふくろ大根』なども売っていましたよ。いずれも練馬区内の農家さんが作っています。
練馬大根は他の大根に比べると一目で違いが分かります。
とにかく細長い!通常の大根の1.5倍~2倍程の長さです。
自転車のカゴに乗せてるとだいぶはみ出てしまいました。大丈夫かなとちょっと不安になり、人の目を気にしながら帰宅。
1本のお値段230円。少しお高い?量があるのでそうでもないかな。
練馬大根ってそもそもどんな大根?ほかの大根との違いは?
練馬大根ってどんな大根なんでしょうか?調べてみました。
練馬の農作物で有名な練馬大根。練馬大根の栽培は江戸時代に始まり、明治・大正時代に盛んに作られました。
練馬大根は水分が少ないため実が締まっています。乾きやすく干し大根に適していることから、主にたくあん漬けのために栽培されていました。
スーパーマーケットや八百屋さんで売られているのは、地上に出ている部分が薄いみどり色した青首だいこんで、練馬大根は白首だいこんです。
現在栽培されているだいこんの青首系は、地上に伸びる傾向が強いのですが、白首系は地中深く根を張る特徴があります。
また、練馬大根は首と先端が細く、中央部が膨らんでいるため、青首系に比べて引き抜く力が2~5倍必要といわれています。
地下深く80~100センチ程に長く伸びるので、収穫の際に時間と労力が必要です。
そして何より練馬大根って普通の青首だいこんの2倍近く長いんですよ!
実際に店頭に並んでいたほかの大根はみんなふっくらとしていたのに、練馬大根は細長かったです。
辛みが強いことと昭和の初期から病気が蔓延したり、食文化が変わってしまったことにより段々と作られなくなってしまいました。
ですが、その練馬大根を復活させるべく始まったのが、平成元年に始まった練馬大根育成事業です。
練馬大根を守り継いでいくために、練馬区では栽培の促進やイベント、食育などを通して実両区の発信に努めています。
練馬大根引っこ抜き大会も毎年開催され、賑わっています。
少しづつですが栽培する農家が増えて、現在20戸程の農家で作られていますが、市場に出回るほどの量ではありません。
まぼろしの練馬大根って言われることもあるそうです。確かに手入れるまでに大変でした。
練馬大根のお問合せ一覧
JA東京あおば
- 練馬地区アグリセンター 練馬区春日町1-17-34 03-3999-7851
- とれたて村石神井 練馬区石神井町5-11-7 03-3995-3132
どちらも丁寧であれこれと調べてくれたりもしました。気持ちのいい人たちでした。ありがとうございました!!
練馬区 都市農業担当部 都市農業課
- 都市農業係 03-5984-1398(直通)
親切で丁寧な対応でした。いろいろな情報を教えてくれました!ありがとうございました。
都市農業係の方からの練馬大根についての情報
- 8月ごろに種を無料で配布。先着順です。練馬区報でお知らせします。
- 作付けに関してですが、地中深く伸びるので畑の土をなるべく深く耕す。(1メートル位)
- 練馬大根は11月にJA東京あおばにて販売。その後1月ごろまで販売する場合あり。
- 2月に『練馬大根たくあん』が販売される。(500円ほど)数量限定。
練馬大根ってこれから少しづつ作られる量が多くなり、たくさんの人たちに食べてもらえるようになると良いのにと思いました。
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